人間の生活を豊かにしてきたはずの現代科学が、一面では人間の生命を脅かしています。
近代工業の発展が石油文化を生み出し、原子力の活用にまで発展してきましたが、一方で、その結果としての人類の生存に関わる環境問題を引き起こしています。
農薬の大量散布による農業の生産性の向上は、農薬による食物の汚染に止まらず、ミネラル不足による土壌の劣化から食物の品質の低下を招き、人々の健康を蝕んでいます。特に若年層の体力が弱まり、成人病予備軍になりかけていることはよく耳にすることです。
医療技術の向上および医薬品の開発は、先進国の平均寿命の引き延ばしに大いに貢献してきましたが、病院で検査漬け薬漬けのまま命を永らえている病人や、成人病の不安に怯えながら日々を過ごしている半健康人の増加、更には医薬品による副作用問題の頻発など、医療のあり方にも大きな疑問が投げかけられています。
これらの課題の解決には、現代科学の枠にとらわれず、生命とは何なのか、その本質に迫る視点が必要であり、現代科学ではいまだ解明されていないが、生命活動と非常に関わりが深い、「微弱エネルギー」や「生命場情報」、いわゆる「波動」とかいうものが注目されています。
波動を追求していくと、生命が単なる物質の集まりではなく、生命にとって潜在意識を含めた広い意味の意識の重要性に気づかされます。そしてその意識は生命の存在する場においてあらゆる物と交流しています。
21世紀は情報の時代だといわれていますが、情報に価値があるのはその情報を使う主体が情報を選択する能力を有するからであり、主体者の価値観が常に問われることとになります。従い今まで以上に意識や精神世界の重要性が高まるものと思われます。量子論からは情報は波動の一部分であり、情報の延長上に意識の世界、更には潜在意識の世界が展開しているはずです。
情報あるいは波動の観点から重要なことは、当事者の主体性の確立と、関係者間のコミュニケーションです。
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