情勢判断学・脳力開発がどういう風に受け継がれ、残っているか検証しなけ
れば思った。まず私の話を紹介します。これからどんどん発表していただきた
い。
住友金属に入社。日本では「組織の中で良い歯車になれ」という考えだった。
城野先生は「それではダメだ」「歯車では組織として弱い。それぞれの人がモ
ーターを持って自分で動け。自分が中心なのだ【主体性】。脳力開発のお題目
をあげるだけでなく、実践して習慣として身につけろと言われた。」
また仕事とは、最小の労力で最大の効果をあげるものと思っていたが、情勢
判断学を勉強すると、戦略を決めたら目標達成に全力を尽くすことだと理解し
た。【戦略決定】
販売企画調査部海外市場調査課に入った。鉄鋼は斜陽産業なので、これから
は国内の新規事業に伸びる分野に取り組むべき。【現状打破、決心覚悟】
半導体製造装置を調査して提案。ベンチャー・ビジネスに人材を出し学べと。
人事部門は、人は出せないというので、自分が行った。【主体性、決心覚悟】こ
の会社に関心がないといっていた住友金属が買収を画策したが、買収が失敗し、
私は住友金属へ戻らざるを得なくなった。
将来の独立を意図し、中小企業診断士の資格を取得したが、住友金属が新た
に買収した検査会社へ副社長として赴任。利権の構造なので経営に甘さがあり、
会社を変えようと長期計画をつくろうとした。【現状打破、主体性】しかし現状
に満足している買収先の社長に反対され、住友金属に戻された。
いよいよ、独立する時が来たと思った。
かねがね将来の独立に備え、資金を稼がねばと思い、株式投資をやっていたが、
バブルではじけた。更に商品取引で失敗。「お前はそんなことをしてはいけない
んだ」と自分で痛感した。本来、資金は手段だ。戦術が戦略に優先してはなら
ない。「資金がなくてもまず独立をしよう」【戦略決定、決心・覚悟】。
中小企業診断士の資格を生かし、コンサルタントでもと思っていたが、日本
の製造業は海外進出で空洞化し始めてので、これからの伸びる分野は何かと考
えた。
医療費問題から病院の経営改善のニーズがでてきた。健康に関心があったの
で病院のコンサルタントをしようと考えた。【戦略決定】
「情報水」の仕事をされている増田さんに会いに行く。「水に情報を入れ、こ
れを飲むとアトピーが治る」という。
もともと病院経営のコンサルタントの仕事は、薬や医者に頼りなさいというこ
とを助長することになり、「自分の身体は自分で守る」ことを実践してきた私に
は矛盾を感じていた。
しかし、増田さんの波動は薬や医者に頼らず自分の治癒力を活性化すること
だ。「これこそ自分の求めていたものだ」とその場で手伝うことを決めた。【戦
略決定:自分が本当にやりいたいことは何かとのすり合わせ】
今の仕事に入った。波動脳力の活性化を提唱している。
波動脳力とは自然治癒力や人体センサーのように生命体に潜在的に備わってい
る外部環境と交流し自己を調整する能力をいう。
たとえば風邪を引いて熱が出たとき、熱が出たのは原因でなく結果だ。身体
が熱を出す必要があって熱をだしているのだ。風邪ウイルスが原因だとしたら
全員風邪になることになる。ウイルスは「原因」でなくて「条件」であり真の
原因は風邪を引く人の身体にある。【原因と条件】
風邪を上手に経過させると、身体の偏った疲労が矯正されるという。これは
風邪をひくという症状がでてくることを、身体の自然治癒力が働いている結果
とみるからだ。
風邪によってからだのバランスが調整されて、良くなるのだと思えば風邪を引
くことはむしろ楽しみになるようなものだ。【主体性、中心点】。
波動脳力を活発にしていけば自分なりの展開ができる。【習慣化】
若い頃は視力が低下していたが、波動脳力を活性化した結果として視力が回
復してきた。60歳をすぎて裸眼で免許証の更新ができたのだ。
=質疑応答=
出席者発言:指針と結び付けられると分かりやすい。ある程度の基盤を付ける
のが基礎勉強会。例会ではその次を教えてもらいたいと皆思っている。
注:【】で指針との関係を示しています。
(文責 時藤) |